離婚給付契約の公正証書の作成依頼。離婚関係の依頼っていうのは当たり前だけど9割は妻からの依頼。
今回も妻からの依頼なんだけど、この奥さん「財産分与、慰謝料、年金分割もいらない。ただ子供のために養育費だけはなんとかしたい」とのこと。
養育費だけなら夫も簡単に合意するだろうと思っていたがこれが間違いだった。この夫、どうやら相当いい加減なヤツのようだ。
奥さん「夫は養育費の支払いと公正証書作成に同意しているが、子供とも会いたくないと言っているので面接交渉をさせない条文を公正証書にいれられますか?」
オレ「面接交渉させないってのは公序良俗に反しますから無理だと思いますよ。一応公証人にも確認しますが・・・」
このやりとりのときにピンときたんだが自分から面接交渉権を放棄する親なんて真っ当な親なら普通有り得ない。
むしろ離婚後も会いたいがために揉めるのが普通。
案の定、公証役場に出向く前日になってドタキャンしやがった。
奥さんも公正証書は諦めて調停を申し立てることに。
こうなるとオレはもう関与できないから後のことは弁護士に任せるしかない。
公正証書を巻く寸前にドタキャンってのはよくあるケース。
オレの報酬と公証役場への手数料のことは事前に説明してあるからクライアントと揉める事はなかったが、やっぱりなんだか後味が悪い。
しかし、この夫バカだねえ。慰謝料が発生するような離婚事由がこの夫にはあるんだぜ。養育費だけで済んだものを調停、裁判やったらその他ガッツリ請求されることになるよ。
逃げたいだけなのかもしれないけどそうはいかないよな。